実用Git 2010/2/9up
オライリー・ジャパン、Jon Loeliger著、吉藤 英明監訳、本間 雅洋、渡邉 健太郎、浜本 階生訳、本体2,940円、B5変型、372ページ、2010/2月発行 (弊社担当:編集協力) amazon
内容紹介:
Gitは分散開発のためのバージョン管理システムです。たとえ貧弱な通信環境しかなくても、不愉快な不整合を起こすことなく、開発プロジェクトを進めることができます。複数のスタッフが寄ってたかって、なおかつ、てんでばらばらに開発しているような状況で、どうして、なぜ、大きな問題が起きることなく、コトがきれいに運んでいけるのか?
わたしには最後まで、その仕組みが理解できなかったんですが、膨大なボランティア技術者たちが関わったLinuxカーネル開発も、ある時期からGitを使ってソースコードの管理をしているようだし、そのGitだって、Linus Torvalds自身がプロトタイプを開発してるのだしで、こうした厳然たる事実および実績アンド権威が目の前にあるかぎり、わたしがわからないことなどとは無関係に、世界はGitを認めて、受け入れ、賞賛し、活用しているのでしょう。
Gitには、いくつかの別名があります。いわく「地獄からの使者」、いわく「地の果てまで追跡するストーカー」。しかし、世界の中心であろうがなかろうが、インドの山奥のダライ・ラマの亡命政府がある村だろうが、北極からもっとも遠い南極のような世界の果てだろうが、郵便配達人が3日3晩歩いて山を越えないと手紙が届かない中国雲南省の少数民族の村だろうが、そんな小さなこまかい地学や物理や政治の話など気にせずとも、世界のどこかの細い回線からGitに「アイ」と叫んでコミットしておけば、それは、史実として誰からも改変されることはなく、隠滅することもなく、この世界に残り続けるんだろうなあ、と思いました。(編集協力/広川)
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